再生可能エネルギー業界は今、かつてないほど注目を集めています。
中でもO&M(オペレーション&メンテナンス)という分野では、電気主任技術者の新たな活躍の場が広がっているのをご存じでしょうか?
今回は、これまで再エネに関わってこなかった電気主任技術者が、なぜ今O&M業界で求められているのか?その理由を掘り下げます。
1. 実務経験がなくても大丈夫?その理由とは
「O&M=再エネの現場経験がないと厳しいのでは?」と不安に感じる方も多いかもしれません。
ですが実際は、電験資格を活かしながら、未経験からでも活躍している人が多数います。
O&M業界の中でも、特に人材教育に力を入れている企業では、OJTや研修制度が充実しており、現場で必要なスキルを入社後に習得可能。
特に自社でEPC(設計・施工)まで行う大手O&M事業者では、現場全体を把握できる環境が整っているため、スキルアップのスピードも早いのが特徴です。
2. 未経験からキャリアアップがしやすい構造
O&M業界は、まだまだ発展途上。
そのため、実務経験が浅い段階からプロジェクトに関わり、技術・マネジメントの両方を身につけられるチャンスが豊富です。
また、電気主任技術者として選任される以外にも、
- 発電所全体の管理
- 顧客との調整
- データ分析による効率改善
など、多様なキャリアパスが開けているのもこの業界の特徴です。
3. 企業選びがカギ。成長を支える“教育文化”を見極めよう
未経験からO&Mに飛び込むなら、「どの企業を選ぶか」が非常に重要です。
具体的には以下のような要素を持つ企業が理想的です。
- 資格者向けの研修制度が整っている
- 現場と本社の距離が近く、風通しがよい
- 実務経験に応じたステップアップ制度がある
たとえば、国内最大級の太陽光O&M事業を手掛けるある企業では、自社研修施設を活用し、未経験者の立ち上がりを徹底サポート。
さらに現場経験を積んだ社員が研修講師として活躍するなど、学び続ける文化が根付いています。
まずは“知ること”から始めてみるといい
「転職まで考えていないけど、話だけでも聞いてみたい」
そんな方でもOK。最近では、O&M業界の現場を知ってもらうための情報提供の場やキャリア相談会を実施している企業も増えています。
「未経験でも飛び込める」「教育制度がある」
そう思える職場が見つかれば、きっとあなたのキャリアも広がるはずです。
未経験こそ再エネO&Mのポテンシャルが大きい!
「電気主任技術者として、これからの時代に必要とされる場所で働きたい」
そう思ったとき、再エネO&M業界は魅力にあふれたフィールドです。
社会的意義、働きがい、成長機会──
どれか一つでもピンと来たら、まずは情報収集から始めてみませんか?