電気主任技術者ってどんな資格?

  • 国が認める“電気の番人”。発電所や工場、ビルなどの電気設備を安全に動かす責任者です。
  • 試験は難関。初級の「三種」でも 勉強目安は約1,000時間、合格率は1ケタ~10%台。

ここがスゴい 5つのポイント

ポイントひと言で具体例・数字
① 独占業務会社は必ず選任電気事業法で義務化
② 活躍の場が広いほぼすべての大型設備工場・商業施設・再エネ発電所など
③ AIに奪われにくい人との調整が必須点検+関係者との折衝
④ 将来性バツグン2030年に約2,000人不足予測経産省試算
⑤ 高収入も狙える手当+独立で年収1,000万円超も実務経験後にフリーで活躍

主な仕事

  • 電圧・電流を測定し、設備を点検
  • 故障対応やメンテナンス計画づくり
  • 施設オーナーや工事会社との調整・指導

資格は3ランク

種類扱える電圧
一種制限なし超高圧送電線など
二種17万V 未満大型工場・変電所
三種5万V 未満ビル・小規模発電所

※三種 → 二種 → 一種の順で難易度アップ(一次試験+二次試験が加わる)。


電気工事士との違い

電気主任技術者電気工事士
保安・監督工事実務
設備全体を管理配線や機器を取り付け

向いている人

  • 責任感:設備トラブル=社会停止
  • コツコツ型:毎日の点検が基本
  • コミュ力:指示・報告が多い

どうやって取る?

  1. 国家試験ルート
    • 三種:理論/電力/機械/法規(四肢択一)
    • 二種・一種:一次(マーク)+二次(記述)
    • 科目合格制度で少しずつ突破もOK。
  2. 認定ルート
    • 指定校卒業 + 規定年数の実務経験
    • 申請・面接で取得。

2024年度 試験ざっくり日程

  • 一次(全種共通) 8月18日(日)
  • 二次(二種・一種) 11月10日(日)
  • 受験料:三種 7,700円/二・一種 13,800円(ネット申込)